Xperia スローモーショントリガ回路
概要
SONYから発売されているスマートフォンのXperiaシリーズの一部の機種には960fpsという高フレームレートで動画撮影を行い、それをスローモーション動画として保存できる機能が備わっています。
スローモーションモードにして動画撮影を開始し、スローモーションにしたい瞬間にスローモーションボタンを押すとその瞬間をスローモーションにすることができます(下記URL参考)。
しかし、スローモーションにできる時間はほんの一瞬(約0.2秒)です。スローモーションボタンを押してから0.2秒間しかスローモーションにならないため、単発で発生する現象をスローモーション撮影するのはなかなか難しいです(かなりタイミングよくボタンを押す必要があります)。
そこで今回は単発の現象を捉えるためにスローモーションボタンを自動で押してくれる回路を作りました(といってもほぼ自撮り棒ですが)。
回路構成
回路図は下記です。
いろいろなところに抵抗が入っていますが、これは試行錯誤の結果です。確かイヤホンジャックと並列に入っている10kΩは入れておかないと動作しなかったと記憶しています。
結果
回路を動作させた結果を下記に示します。
きちんとライターの発火の瞬間をスローモーション撮影できました。
Xperia XZ1 compactのスローモーション撮影機能でライター発火の瞬間撮影てみた pic.twitter.com/elRYtxoS2B
— kazu (@kazu_12312) September 6, 2021